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年金制度

家計と住まい

老後に向けて

基本的には65歳から支給されるが、希望すれば60歳から70歳の間なら、好きなタイミングでもらい始めることができる。

繰り上げ受給

①1か月早めるごとに年金額が0.5%減額される。
②例えば60歳からもらい始めると、0.5%×12か月×5年で65歳からもらい始めるより30%減額になる。この場合の損益分岐点は、76歳。76歳より長く生きれば、65歳からもらったほうがよかったということになる。

繰り下げ受給

①1か月遅くなるごとに何金額が0.7%ずつ加算される。
②例えば70歳からもらい始めると、0.7%×12か月×5年で42%支給額が増えます。この場合の損益分岐点は81歳。81歳以上生きればよかったということになる。
③老齢基礎年金と老齢厚生年金それぞれ別々に繰り下げることができるので、ご自分に合ったやり方を見つけるといい。

いつからもらうのがいい?

一律に65歳からもらうのでなくライフスタイルに合わせてどのタイミングからでももらい始めることができます。ですから、人は人、ご自分に合ったもらい方がベストです。

加給年金

①年下の妻がいる場合・18歳未満の子供がいる場合・20歳未満で1級又は2級の障害を持った子供がいる場合は、加給年金がもらえる。
②老齢厚生年金を繰り下げると65歳からもらえる加給年金がもらえなくなるので、老齢基礎年金のみを繰り上げするのがよい。
③妻が65歳になると加給年金はもらえなくなり、替わりに振り替え加算がもらえることがある。

年金カット

①60歳から64歳の人で収入の高い人は、年金がカットされる。
②年金と給与の合計が28万を超えると年金は1部カットされます。(給与:月額+ボーナス1/12)
③年金がカットっされないようにするには、仕事時間を調整してもらい、正社員から外れる事。
④賃金が60歳時点の75%未満ならば高齢者雇用継続給付が受けられます。 8.65歳から69歳の人は、ほとんどの人か年金は全額受け取れる。なぜならば、総報酬額が46万以下ならば年金はカットされない。また、老齢基礎年金は全額支給されます。

安心な老後にはどうしたら?

①働けるだけ働いてから年金をもらえば、長い老後も安心。
②平均寿命は男性80.21歳、女性86.61歳(厚生労働省・2018年)ですが、健康寿命は男性71.19歳女性74.21歳(厚生労働省・2018 年)です。その差は男性9.02歳女性12.4歳です。「健康寿命」は身体の支障がなく、健康で働ける平均的な年齢のこと。

老後に向けて、大切なことは、健康である事、健康ならば働くこともでき、社会貢献もでき、生き生きした人生を送れるのではないでしょうか。

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