前回は、自分のエリアの営業所だけでなく、他の地区も責任を持つ立場になり、全国的にも問題になりつつあったことについてお話ししました。今回は、工事課で他のエリアの対応した経験をお話ししたいと思います。私は退社していますが、ここでは「わが社」と言わせていただいています。
工事課の西エリア責任者としての仕事
2000年に愛知県以西の工事課の総責任者に任命され、各地の問題点を解決すべく、奔走しました。
①浜松本社のある東海地区以外の地域では、問題が山積みの状況。
②東海地区の優秀社員に各地区の責任者になってもらい、転勤してもらう。
③どこの地区でも私が愛知県に来た当初と同じように職人さん不足が深刻な状態。
④なれない職人さんによる施工不良。⇒結果的には問題点をごまかさずに治していく
⑤住宅の受注は、できるが施工がすべての面で追いつかない状態。
どのようにして乗り切ったのか?
①工事課社員の献身的な働き。
②営業社員の惜しみない応援。
③わが社をほれ込んだ職人さんの協力。
④各地区からの職人さんの応援。
⑤お客様・業者さん・社員のために苦労を惜しまない本社社員。
等、様々な支援があって、乗り切ってきたと思います。
クレーム産業と言われるゆえん
住宅産業は、よくクレーム産業と言われますが、やはり新しい地区では、このことが大きな悩みになっていました。
①職人さんがいない。
●現場になかなか集まらない☞クレームになる。
●職人さんが新人で施工にてこずる☞クレームになる。
●現場監督が新人☞若いというだけでクレームになる。
②順調にいくようになると
●社員全員の努力でうまくいくと好循環が生まれる。
●職人さんたちの中にもわが社の生きざまに共感してくれる人が増える。
●どの家も標準でどこよりも強く、お値打ちに、安全で性能の良い家づくりを貫く。
③惜しみない社員の努力。
●悪いことは、徹底的に治す
●間違っていないことは、粘り強く説明し理解していただく
●トータルどこの会社にも負けない家づくりをしているという誇り。
●わが社の魂を持った社員が続々登場して、問題解決していく。
●なりふり構わず原因を追究し、次に生かす。
●本社浜松の遠州人気質「やらまいか精神で皆でやればできる」で乗り切る。
④すべての問題解決は、現場にあり。現場で解決できることが多いので徹底的に現場に行く。
⑤迅速な対応をする。若い社員にも権限を与え、即座に問題解決の実行をする。
次回は、会社の人生の中での学びが重要であったことをお話しします。ぜひ、ご覧ください。
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