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教育資金をどう準備するか?

家計と住まい

教育資金準備のための方法

1.こども保険・学資保険による積立
「こども保険」「学資保険」(最長22歳満期)
 満期・入学祝い金時期を調整できる貯蓄機能と親が万が一の時に教育資金を確保することができる。                                    
 ※契約者が死亡や高度障害になって支払いができなくなった時に、月々の支払いが免除になり、満期時には、契約時の満額が支払われる。
 ⇒低金利で支払金額より受取金額が少ない等あるので、貯蓄機能は他の利回りのよい金融商品、親が
万が一の時には、生命保険にするとも考える必要がある。

2.金融商品による積立
 ①近い将来(2~3年)の教育資金の準備は、安定した金融商品を選ぶ。
  ⇒自動積立定期預金・自動積立定額貯金・自動積立定期貯金等。
 ②遠い将来(5~10年以上)の教育資金の準備は、多少リスクをとってもよい。
  ⇒投資信託、国内債券・国内株式・海外債券・海外株式などバランスの取れた投資。

奨学金・教育ローンの活用

1.公的奨学金の活用
日本学生支援機構、都道府県・市町村の奨学金、学校・民間団体の奨学金制度がある。
2.日本学生支援機構の公的奨学金制度
  日本学生支援機構には、給付型の奨学金と貸与型の奨学金があります。
  給付型奨学金は、平成30年度から始まった制度で、経済的理由で進学が困難な生 
  徒に返還の必要のない奨学金を交付し大学等への進学を応援する制度。
  給付額は、
  月2~4万で国公私別や通学形態のより支給される。貸与型奨学金との併用も可能。
  対象者
  ●住民税非課税世帯
  ●生活保護受給世帯
  ●社会的養護を必要とする人奨学金・教育ローンの活用
  貸与型奨学金は、第1種奨学金と第2種奨学金がある。
  第1種奨学金:無利子貸与で特に優れた学生・生徒で経済的に著しく就学困難な人が該当。
  第2種奨学金:年利3%を上限に、在学中は無利息、卒業後に延滞すると10%の利子が上乗せる。 
  第1種よりも、緩やかな基準で貸与される。
      対象:高等専門学校・短期大学・大学・大学院・専修学校(専門課程)
  奨学金の採用方法
  予約採用:進学前に奨学金を予約する制度
  在学採用:入学後に在籍している学校に申し込む。予約採用で不合格になった場合も申し込むことができる。
  緊急採用(第1種奨学金)応急採用(第2種奨学金):家計の急変で奨学金を必要とする場合。  
(主たる家計支持者が、失職・病気・事故・会社倒産・死別・離別・災害等で緊急に必要とする場合)

3.大学学内奨学金制度
  各大学独自の奨学金制度。私立だけでなく国公立大学でも実施されているケースがある。

4.民間金融機関の教育ローンの活用
  取引内容で金利優遇されたり、変動金利タイプ、親子リレー返済などいろいろなタイプが用意されている。  

生活が困窮している世帯では、教育費の問題が重要課題になっているが、様々な支援・制度をあることを知らない場合が多々あると思う。子供も含めて、学校・自治体に相談して、子供の将来の芽をつぶさないようにしたいものだ。

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