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教育費の現実

家計と住まい

これからの社会?

今までの時代は、偏差値の高い学校に行き、大手の会社に入社することが成功と考え、子供の教育にかけるお金の使い方を考える傾向にありましたが、近ごろは、真の実力が問われる社会になってきたため、年功序列で給料がもらえる社会から、仕事の達成度等成果報酬型の給料に移行しつつあると思います。例えば、IT・SNS等の活用で人の何倍もの利益を生み出すことも可能になっています。このような時代に、生き抜くためのスキルを持っための教育が必要になってきている。今後の社会で力を発揮するための教育にお金をかけたいものです。
そのための教育費のかけ方を考えるため、現実は教育のための費用がいくら必要かについて、考えていきます。

教育にいくらかかる?

住宅資金等と違い、子供の教育費は必ずどの子供にも年齢とともに必要になってきます。
小学校・中学校・高校・大学・専門学校・大学院に資金が必要になってくる。
ゆえに、子供の小さなうちから資金計画を立てて、計画的に備えていかなければいけない。

幼稚園から大学までどのコースを進めていくかによって、準備をしていく必要があります。又は、覚悟する必要があります。
①習い事・スポーツ教室等どうするか?
②公立か私立か?
③自宅通学か自宅外通学か?
④文系か理系か体育系か芸術系か医科歯科系か?
将来のことは誰もわからないですよね。しかし、現実に資金が必要なのですから考えないわけにはいけません。

幼稚園3歳から高校までの15年間の学習費総額(文部科学省「平成30年度子供の学習費調査」より)

ケース1:すべて公立似通った場合             =A1+A2+A3+A4=541万
ケース2:幼稚園のみ私立に通った場合         =B1+A2+A3+A4=635万
ケース3:高校のみ私立に通った場合            =A1+A2+A3+B4=694万
ケース4:幼稚園及び高校は私立に通った場合=B1+A2+A3+B4=788万
ケース5:小学校のみ公立に通った場合         =B1+A2+B3+B4=1063万
ケース6:すべて私立に通った場合               =B1+B2+B3+B4=1830万

A1公立幼稚園 65万    B1私立幼稚園158万
A2公立小学校193万 B2私立小学校959万
A3公立中学校146万 B3私立中学校422万
A4公立高校    137万 B3私立中学校290万
(四捨五入で数字が合わないところがあります)

幼稚園3歳から高校までの15年間+大学生活費の総額は?

ケース1:すべて公立似通った場合      =541万+764万=1305万
ケース2:幼稚園のみ私立に通った場合          =635万+764万=1399万
ケース3:高校のみ私立に通った場合           =694万+764万=1458万
ケース4:幼稚園及び高校は私立に通った場合 =788万+764万=1552万
ケース5:小学校のみ公立に通った場合          =1063万+764万=1827万
ケース6:すべて私立に通った場合                =1830万+764万=2594万

大学は多種多様であるため、日本学生支援機構の2020年10月30日公表の「2018年
(平成30年度)学生生活調査」より、
学費と生活費を合計した学生生活費の平均の191万3500円を目安とする。
191万×4年間=764万円と考えます。

教育費をどう用意するか?

驚きの結果ですね。
なんと1305万~2594万円必要とは悩ましき限りですね。

いい知らせとしては
令和元年10月1日より3~5歳児クラスの幼稚園、保育園等の無償化が始まっています。
現在、今年4月より私立高校授業料実質無償化がスタートします。
考えないといけないこととして、
学生生活費は、平均値なので、私立の工学部・医学部・大学院等に都市部で下宿生活で過ごすとなるとモデルケース以上にかかることも念頭に置かないといけません。
既存の制度を利用して、
々な奨学制度・給費制度・特待生制度を有効活用して、不足分については、補うことも可能です。
大学への進学も含めて、高校生の早いうちから将来のことも併せて、家族で話し合うことの必要性を強く感じます。

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