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60代の投資

シニアライフ

 老後2000万円問題など老後に対する不安は、絶えません。そこで、今回は何もせず定期貯金だけしていても物価が年々上昇するにつれて、実質貯金が目減りしてしますのを指をくわえて待つのでなく、投資を考えてみてはどうかというお話をします。

貯蓄と支出(前回の復習)

 前回の「60代の貯蓄額」でお話ししましたようにかなりの方が老後の資金が不足してしまうのではないかとお話ししました。「2019年金融広報中央委員会資料」によると60代の平均貯蓄額が1,635万円でその中央値(小さい順に並べた中央値)650万円です。 「2020年総務省家計調査報告書」によると 夫65歳以上かつ妻60歳以上の夫婦世帯で年金などの平均実収入256,660円平均実支出255,550円です。この資料を基にすると、例えば夫婦の年金合計額が22.5万円程の家庭は、毎月3万円ほどの赤字になります。
 上記の60代の貯蓄額の中央値の650万円の家庭は、
 650万÷(3万×12か月)=18年
18年程で貯蓄が枯渇してしまいます。65歳の人ならば、女性の平均寿命より早い83歳で貯蓄がなくなりますので老後破産になる可能性があります。

※厚生労働省「簡易生命表(令和2年)」によると平均寿命は男性81.64歳女性87.74歳です。

お金に働いてもらう

 老後破産にならないためにも1つの手段として、投資について考えてみたらどうでしょうか?
やはり、60代ともなれば、リスクはあまりかけたくありません。リスクをあまりかけずに「お金に働いてもらう」ことも考えるのもいいと思います。

1.定期の金利では、0.002%なら1千万預けても年間で200円しかなりません。
2.運用しなければ、貯金を取り崩すだけで、貯金がなくなるかもしれない。
3.政府が目指す年2%で物価上昇していくと、貯金の価値が目減りしてしまう。
そのまま定期貯金の預けても、1,000万円の貯金が10年後には、実質的に820万円になってしまう。 4.リスクの大きい個別銘柄に投資する株式投資は、損しないための銘柄研究・世界情勢把握等が必要で  
 価格変動も激しいので、やめた方がいい。

5.老後の運用は、プロに任せられる「投資信託」がいい。
6.日経平均株価・米国S&Pに連動する「インデックス投信」がいい。わかりやすく、手数料が安い。 7.NISAを使えば、売却益や配当金にかかる約20%の税金がなくなる。
8.現金を残しながら、積立NISAを使った投信積立がいい。
年間40万を20年積み立てていくと800万円+損益になります。

いかがでしたか、皆さんも1度考えてみてもいいと思います。

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